2ntブログ
2011
05.28
Sat

 前からやってみようと思ってたシリーズのうち一つを実行。いつも線画を清書する直前レベルのラフに色を塗っていく方法。こうすれば手描き感が残るんじゃないかという目論見。モデルは少し前に描いたキャンギャルっぽいオリキャラを使用。今回はあえて同じ顔にしようと思って描かなかったけど、そうでなくても毎度顔が変わる。

 とりあえず自分でおかしいと思うところはなんか頭デッカチ、短足に見えるところ。これは最終ラフを描く段階で気付いたけど、頭身の目安の線を描くとこの状態で 7.5 頭身くらいだから無理に伸ばさなかった。第二段階のラフの段階ではこの違和感はなかったんだけど・・・だから髪の毛盛ったせいかなと自分を納得させた。
 あとクリティカルな問題はポーズ。線画を描き終わった後で初めて同じポーズを自分でやってみたけど、踵まで着く椅子に座った状態で爪先立ちになるとかなりキツイw 線画書き直すのが面倒だったし潰れてない太腿を描きたかったので良しとする。


 行程メモは線画関係が前回とかなり違う。今回は SAI で完成画原寸でラフを描いて ( いつもの線画用筆を使用し、色は真っ黒ではなく明度 60 ~ 70 のグレイで ) これを完成品の線画に使った。これを PDS で出力してその PDS はそのまま置いておいて Painter でその PDS を開く。深くは考えず塗りやすいよう 3.5 倍くらいに拡大して RIF で保存し、その拡大した線画をたよりに塗っていく。塗りは前回と同じく山下氏方式。
 塗り終わったら線画を非表示にしてクローンを作成し、それを原寸にリサイズ。保存して置いた PDS の原寸線画をこれに合成して線画の色トレを少しやった。削りはやってない。一応このような行程。
 何となく氏の手描きっぽい線画になった気はするし、前作よりは線画が塗りに馴染んでる気もする。けどなんか雑だなぁという印象の仕上がりになってしまう。確かに描くのがエライ早く済んだんだけど。もう少し線画が馴染まないかなぁ。次色トレを強めにしてみよう。
 線画の馴染みは近付いた気がするし、なぜか分からないけど塗るのがすごく早く済む。ただ大きな問題があって、それは塗るのが決定的に面白くないこと・・・。具体的には、線画が太くて込み入ったとこがぼやけてよく分からなくなるので、細かいとこを塗る楽しみが全くないこと。塗るのが早く済むことの代償がこれらしい。うーん、原寸よりやや大きめで線画を描けばいいのかなぁ、次どういう描き方しようか迷う。練習のためには早く仕上がるこの描き方がいいのかもしれない。
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