2ntブログ
2011
04.30
Sat
 届いた『タブレットによる イラスト彩色 プロフェッショナルテクニック』のレビュー。収録されている三名のうち山下しゅんやさん以外あまり興味が無い絵柄だったので、山下さん以外はパラ見程度しか読んでないけど。

 簡潔に言えば特筆すべき真新しいことはなく・・・といった感じ。おおよそ Amazon のレビュー書いてる人の意見 ( 説明が簡単すぎとか ) に同意かなぁ。でも何冊か HowTo 本持ってるけど他も説明の濃さは大抵こんなもんじゃないかとは思う。
 著者やコマによって説明の "濃さ" にバラつきがあるので、たぶんそのうち内容が薄いとこに文句言ってんじゃないかと。
 例えばあるページはパっと見「どこが違うの?」というくらい似た写真が 5 枚並んでいて、一枚の写真につき説明文が「白目の部分を描きます」、「適度にアイシャドウを入れます」だけだ。 Amazon のレビューアで まるでボブの絵画教室のように 「ね、簡単でしょ?」 と著者のペースで進む って書いてる人いるけど、これはいい表現だと思う。ボブの絵画教室を知らない人には伝わらないけど。とにかく全編そんな感じだと思っても差し支えないかもしれない。そんな内容。

 実際にプロで絵描いてる = 描ける著者が思う "読者が知りたいこと" と、 ( 描けない ) "読者が本当に知りたいこと" がズレてるのかな。
 ネット上にある HowTo でも 「次にシャドウを塗りこみます」 とかのごく短い文での説明の後に直前のコマからガラリと変わった絵が目に飛び込んでくると、 「いやいや、だからどうしてそうなったw」 というツッコミを入れたくなることも少なくない。
 自分は出版とかと全然関係ない仕事してるけど、こういう本出すときは絵に興味がある素人 10 人くらい集めてあるていど原稿がまとまるごとにツッコミ大会でも開いて "描けない読者が知りたいこと" をあぶり出したりするといいと思うんだけど。出版に無関係な自分が考えるくらいだから実は既にそんなことやってて、その上でこの内容なのかもしれないけど・・・それだったらどうしようもねぇなorz
 自分はいわゆる IT 土方で PG やってるけど、エンドユーザーと比較的楽に折衝できるプロジェクトだと製作途中で段階的に触らせてレビューをやるときがある。そのとき食い違いや要望が必ず出てくる。設計者の伝言ゲームじゃ伝わらないこと多いんだよねやっぱ。

 今回の自分で言えば、知りたかったのは本のタイトルにある "彩色" の部分。彩色の意味はよく分からないけど、とりあえず "色の選び方、センス" 的なニュアンスで今回は買った。そのような内容はあまり感じ取れなかった。全く無かったとは言わないけど。
 例えば目を塗る説明に「ベースとなる青を置き、黒目の上半分に暗い紫を敷きます」と言う説明がある。自分のような義務教育の図画工作と美術しか教育を受けていない素人には、ベースの青は好みとして、その青に対するシャドウがなぜ "暗い紫" なのかが分からない。これも好みなのか、それならそうと書いてほしい。じゃないと何らかの美術的理論に基づいた色の選択方法があるのかと思ってしまって、そこが知りたい!となる。それなら美術の理論的な内容の専門書でも買え!と言われればまぁそうだけど。
 肌の塗りも「色白にしました」、「陰はやや彩度を落とした暗い色で」という説明。これは彩度だけ落とした色なのか、後部の "暗い" という表現から明度も弄ってるのか、どっちなの?色相は変わってないんでしょうな?となる。そんな細けぇクレーマーみたいなこと言ってんな!と言われるかもしれないけど、「彩度 "だけ" 落とした色でシャドウを描きます」とか、この "だけ" があるだけでスッキリするのに。

 それ以外で不満だったのは、表紙の絵はイラスト集にもあるので、これだろうと思って買ったから文句言うのは筋違いなのかもしれないけど、使用したイラストの色数が少なすぎること。真っ黒な鎧の下に真っ黒な服、手には真っ黒な武器。とにかく真っ黒くろだ。これについてはイラスト集のおまけに付いてる HowTo の方がカラフルなコスチュームでいいと思う ( イラスト集の方も黒系多いけど ) 。欲を言えば素材の塗り分けで金属と綿っぽい服はいいんで、エナメルやレザー、ビニールとかの塗り分けも収録してくれると嬉しかった。

 とクレーマーレベルの文句はあるけどおおよそは満足かなぁ。ただ著者のうち山下さん以外はあまり好みでない塗りのタイプなのでお値段分満足かと言われれば NO になる。これはしょうがないか。山下氏ソロでこのくらいのページ数の HowTo 本出たら嬉しいんだけど。
 お勧め度は "著者いずれかのファンなら買い、そうでなければ自分が使ってるツールに特化した他の参考書買う" ということで〆!
2011
04.29
Fri

 立ち絵が好きという原点に帰るのとやっぱり全身描かなければ、ということで久しぶりの立ち絵を練習。最近亜美がムショウに可愛くなってきたので亜美を。但しロリ描けないので大人化。あとキャンギャルの衣装が描いてて楽しいのでアンジェリックフォースを元にパドックガールっぽく。

 今だにパースを理解してないけど、とりあえず奥行きがあるように見えるように描きたかったのでそれっぽい線を引いてから描いた。頑張ったけどやっぱり、特に上半身が平面に見える。あと下書き段階ではそんなに違和感感じなかったけど線画を清書した段階で重心がちょっと後ろに寄り過ぎてる気がした。塗ってからそれが顕著になったけど直すの面倒だった。
 行程メモは全部通して作業は SAI 。塗りは前回の方法は時間がかかるのでやっぱり止めて、メティスの時と同じ感じで塗った。ただ前回のやメティスのときのようにハイライトをテカテカさせたくなかったので明暗レイヤーの使用は極力避けた。
 塗ってる途中で悩んだのは塗りのディテールが部分で違うこと。メティスのときは悩まなかったけど今回は部分によってギンギラしてたり汚れてる感じに見えたりして揃えられなかった。エアスプレーを主に使った部分とブラシを主に使った部分が違うのは自分が悪いんだけど、そうでなくてもなんかサインボードだけ浮いてるし、塗り分けが難しい。塗り分けにプラスして彩度?でいいのか、なんか鮮やかさも部分によって違う気がする。これらは第一に部分によって塗る日が分かれてるのが問題なのかもしれない・・・けど集中力がどうしても続かない。描きながら 2ch とか YouTube とか見てしまうのをどうにかせねば休みの日でも一日で描けそうにない。
 後悔は文字は Photoshop のフォント機能を使ったりするべきだったか。 IDOLM@STER のロゴはトレースしたけどポジションとラップの文字は下地も何も無に手書きしたのがガタガタ。あとお尻や腿をもっとプリンとするべきだった。山下しゅんやさんのようなダイナマイトボディーなのにキュートな感じに描けるようになりたい。


pixiv ver:

 前述の重心が後ろに寄ってるのとサインボードだけ ( 特に ) 浮いて見える問題があるため Pixiv には上半身だけうpした。無念。あと Pixiv バージョンだけ色味を揃えるために全体に赤系の色をオーバーレイで薄っすらかけた。これは前々回メティスを描く前くらいに知ったテクだけど、前 2 枚の絵は必要性を感じなかったのでやらなかった。今回は色味 ( というのが何か良く分かってないけど ) が離れてる気がしたので採用。うpした後で気付いたけど、本来ヘッドフォンを首元にかけるつもりだったので首付近の骨の陰を描きこむのを忘れてしまった。プレミア会員じゃないので上書き変更もできず、これも無念。
 絵とは関係ないけど Pixiv のアイマスファンの人はとても親切な気がする。今まで何枚かアイマス関係の絵うpしてるけど何かしら関連タグを追加してくれる人が多い。自分みたいな底辺の絵でもそういう親切をしてくれるのは、自分が体験した限りで言えばアイマスファンだけだ。ありがたや。

 GW に入ったし次描く意欲があるのですぐ描きたいけど HowTo 本を注文しているのでそれが届いてからにしようかな。注文した本はペンタブレットによる イラスト彩色 プロフェッショナルテクニックというやつ。余談だけど発送済みになっても在庫が変わらない。あの在庫表示は買わせるための脅し文句なのかな。
 狙いはもちろん山下しゅんやさんの HowTo !山下さんの HowTo はイラスト集にもあるけど、ちゃんとした HowTo 本に執筆しているのは知らなかった。山下さんのサイトはよく覗きに行くけどこの本の宣伝が無く、プロフィールのとこに文字のみでちょこんと書き足してあるだけなので気付かなかった。去年の秋口に発売していたらしい。イラスト集はバナーみたいなの貼ってあってるけどこの本は無いってことは山下さんにあまりお金が入らない仕事なのかな?w まぁあまり詮索せずに、とにもかくにも届くのが楽しみ。
2011
04.17
Sun

 久しぶりにオリジナル。本当は 2ch のお絵かき板のあるスレのリクを描いてたけど、スレの雰囲気が最悪になってるのでうpすると巻き込まれそうなので止めた。なんであんなに荒れてんだあそこ・・・。
 とりあえずリクは忘れて、リクの内容的にはメガネくらいしか残ってないくらいまで改変。元々ポーズが全然違ったけど書き直しながら塗っていったら全体のバランスがヘンテコになった。服が四次元になってるけど今回はそんな塗り方だったので気にしないことに。

 以前からやってみようと思ってた塗り方をいよいよやってみた。ラフを描いたらそれにガンガン塗ってくやつ。感覚的に付け足したり削いだりできるので面白みはある気がするけど、色の境の塗るのに神経を使うのと失敗して ctrl+z で戻れなくなるくらいまで進んでしまう ( そして保存までしてる ) と取り返しがつかないプレッシャーで疲れるのが難。でも塗り方真似した元の YouTube の外人さんは部分によってはそこでグリグリ動かしてたのでレイヤーが分かれてないってことはなかったのかもしれない。でもそういう部分以外は切り取って動かしてたのでレイヤー一枚だったっぽいんだけど。
 なんかポーズとかシチュエーションで迷うんで、立体感のある絵が描けないのも解消する目的で次からはちょっと模写で練習しようと思う。模写というかネット上に転がってる写真や映像の構図を参考に。
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